2013年11月6日水曜日

やったね楽天と「危険なプロット」

楽天が巨人を破って日本シリーズに勝ちましたな。
うれしいです〜。
ご存知のとおり、チョイチョイ秋田に帰っているんだけど
帰れば必ず行くスーパーの「イオン」では楽天の応援歌がヘビロテしている。
宮城県だけじゃなく東北一帯にファンは多いと思うな。

その昔、私が子供の頃の秋田ではTVのチャンネルといえばNHKと民放1局しかなかった。
もちろんテレビは白黒。
その民放は今で言えば4ch。野球の放送は巨人戦のみ。
秋田には多いですよ、巨人ファン。しかもオッサン。

私にとって衝撃的だったのは1975年に広島が初優勝したとき。
長島、王は大好きだったけど巨人にはイマイチ気乗りしない私にはビビッときた。
以来、広島ファンだったなあ。
オッサンになり、サッカーばっかり観るようになってあまり野球には興味なかったけど
ここんとこ野球も時々観るようになった。
来シーズンはちょっと野球も観ようかな。もちろん球場にも行って。
スポーツも音楽もライブは最高です。


はい映画。
「危険なプロット」
フランス映画。気鋭の監督、フランソワ・オゾンの新作。

予告編を観たときから気になっていた作品です。
予告編ではサスペンスの香りがしていたけど、
本作はサスペンスではなく好奇心を制御できなくなり落ちて行く人間を描いた人間ドラマ。
と言っても、物語に重さは感じられない。
愚かな人間を描くというより愚かしい事も含めていろいろあるのが人間だよね、っていう
そんな人間への愛情とペーソスを感じられる映画だと思う。


映画序盤から引きつける映像と音楽だった。
高校教師が生徒の書く作文に心を囚われていく様子が面白い。
役者さんたちの演技に大げさなかんじがなく、とても自然だった。
劇中にはメタなシーンもあり、いろんな表現するんだなあと思ったり。

でも正直なところ、観終わってからの印象が希薄。
いくらでもハラハラドキドキに描ける題材をどちらかというと浅めのタッチで描いている。
「まあ、人生なんて色々なんだよね〜。」って言っているかんじ。
ユーモアもあるし気軽に楽しめる映画なのかな。