2013年4月1日月曜日

カンボジアNo.2と「ヒッチコック」

東京は桜も終わりを迎えようとしてますなあ。
桜はどんな人の上でも均等に美しく咲いてくれる。
ありがてぇよなあ。。。
桜前線、いまはどのあたりですかね。

さてカンボジアですが、いまだお腹壊したままでございます。。

3月23日(土)
今日は日本・カンボジア芸術文化祭コンサートの初日。
メコン川?から登る朝日が見た事ない色だった。
ホテルの朝食ビュッフェはさすが高級ホテル、けっこう美味しかった。
辛いものもなく、沢山いただきやした。。
客層は中国人がほとんどなのかな?

今回参加した団体、NGOはカンボジアで孤児の支援や貧困地区での井戸建設も行っている。
それらを日本とカンボジアの団体が協力し合っているのだが
午前中にカンボジア側の団体の事務所へ行き顔合わせや活動報告など拝聴した。
若い人たちが多く活気ある雰囲気。
ポルポト時代に本当に信じられないくらいの人たちが(100万人以上)虐殺され
聞けば、世代の構成に特徴的なものがあるとのこと。
特徴の一つに、かなり若い世代が多いらしい。これからの国である事を実感。

大型バスで移動しているのだがプノンペンの町中は混沌としたイメージ通りの東南アジア。
オートバイに3人乗りは当たり前、4人乗っていたりする。しかも逆走してきたり。。


昼食は市内の中華料理屋。
でもスープにトムヤムが出るあたりはカンボジア。
日本のタイ料理屋でしかトムヤムは食べたことないけどあんなに辛くない。
鶏肉の料理が出たけどこれがまたウマいのなんのって...。

コンサートはプノンペン市内にあるカンボジア日本人材開発センター
来てみると実に立派な建物。周囲には大学。
3〜400人くらい入りそうな会場。
スタッフたちは音楽イベントにはあまり慣れていないよう。
でもそれなりに一生懸命やってくれている。
イベントが始まると会場は超満員。人が多くてエアコンが効いている感じがしない。
汗だくで演奏(もっとも気温が高いんで昼からずーっと汗かいてるけどね、ハハ)。

イベント終了後みんなで川沿いのレストラン。
生春巻き、カレー、炒め物。飲み物は当然ビール(アンコールビールっていうのを飲んだ)。
どれもメチャ美味い。
そして音楽生演奏付き。
インドネシアだけの音楽と思っていたけどここにもガムランがあることを知った。
木琴をオクターブで叩いているんだけどよそ見しながらも正確にオクターブをはずさない。
少し聴いているとメロディがどこかでリフレインしているみたい。
そして小さい女の子がそれに合わせて踊る。手、指の動きが重要みたい。

ホテルに帰って改めてビール飲んで寝る。

写真はホテルの部屋からの朝日、バイク3人乗り、会場ステージ。
ホントは動画も一杯撮ったんだけど技術的にここにUPできないでおります。


はい映画。
「ヒッチコック」
今作を見る前(別に後でもいいけど)ぜひ「サイコ」を観てほしいです。

ヒッチコックが「サイコ」を制作するまでの苦労の物語だけど
妻であるアルマとの夫婦の物語が主であると思うなあ。
いつも無表情のヒッチコック。感情が読み取れない。
主役のアンソニー・ホプキンスは視線で感情を表現しているみたい。
この辺の演技、アンソニー・ホプキンスの目力を感じる。
でも正直なところアンソニー・ホプキンスじゃないといけなかったの?と思った。

最近の実在の有名人を描いた映画では「サッチャー...」とか
「英国王の...」「マリリン...」「マシンガン...」「J・エドガー」、、
いろいろあるけど
アンソニー・ホプキンスの今作はヒッチコックを演じると言うより
こうゆう個性と風貌の映画監督をアンソニー・ホプキンスが演じている...、
なんだかよくわからない(苦笑)、とにかくアンソニー・ホプキンスなんだなあと...。
(関係ないけどこの手の映画では「エディット・ピアフ」が一番グッときた。オススメです)

有能な女房に男女間の嫉妬や疑惑の念を持つ事で
仕事(サイコ制作)へのエネルギーとしているあたり、ヒッチコックも人間なんだなあと。
ネガティブな思考をしているときは「サイコ」のスリリングなシーンにそれを活かし、
ポジティブなときは映画の宣伝方法とかに発展的な考えをひねり出す。

女優陣が実に自然な演技で物語が違和感なく展開する。
何考えているかワカラン旦那をサポートしつつ仕事を持つ一人の女性としての葛藤。
この女優さんヘレン・ミレンが素晴らしいです。
事務所でテキパキ仕事をする秘書。本当に役柄そのままに見える。
トニ・コレットはカメレオンみたい。
美しい女優役のスカーレット・ヨハンソンはやっぱり美しい女優さん。

アンソニー・ホプキンスと素晴らしい女優陣の演技。
もちろん「サイコ」誕生秘話も。
時折、エド・ゲインとのシーンもあるけどあまり活きてないような気がする。