2012年9月16日日曜日

秋田で芸術祭に参加!と今回は映画は無しー

秋田の上小阿仁村八木沢集落で行われた、大地の芸術祭のイベント、
大地の音楽祭に参加する機会を持つことができました。

一度も行った事もない場所です。
国道から10kmくらい、細い道を入った集落です。
限界集落だと思う。
ここにある、休耕田となった棚田の一枚を舞台に
秋田にゆかりのある音楽家たちが演奏するのが9月15日に行われた大地の音楽祭。

この地を舞台に美術作品も展示してあった。
全てを観ているわけではないけど、
ファンタジーな作品もあったけど印象的だったのは
この厳しい限界集落の現実の中、人間の生命の光を求める作品があったことです。
この生命の光を求め訴える事は音楽においても同じことです。
例えばつまり単にスタンダードで有名なドナ・リーって曲を演奏する事がアートではないと。
題材を通じて命の光を伝え訴えないと音楽家としては音楽をやる意味をどこに求めていいのかなと。

私にはチョットしたチャレンジだったけど、
サックスソロで秋田長持唄を題材に演奏してみた。
出来栄えとしてはまだまだ納得いかないけど
自分のアイデンティティをふまえた自分のジャズを表現するのに
この曲はこれからもチャレンジのしがいのある題材だと思った次第です。

とにかくこの上小阿仁村の八木沢集落、いいところでした。
ここで楽器を吹けば山々に自分の音がこだまして返って来る。
あらゆるものに感謝する気持ちを持てると思う。