2012年2月4日土曜日

リスボン12月7日その2と「永遠の僕たち」

日本海側を中心に大雪の今冬。
秋田もエラいことになっているようです。
朝起きて雪かきして夕方に雪かき。
夜風呂に入る前にまた雪かきして
次の朝起きると昨日よりもっとスゴい積雪。
たまんないよね。
雪かきできる体力ある人はいいけど、
老人だけの家庭では雪かきなんて重労働は無理。
春よ来いっ、早く来いっ。

リスボン日記、今回が最終回。
この次の日、12月8日は帰国の日で、すでにアップ済です。
詳しくはそちらを。

では....
ベレンでの観光を終えてリスボン中心部に戻る。
今日はスペインで一緒だったUさん、Oさんと落ち合う日。
お二人泊まっているホテルへ行く約束の時間まで
2時間あるから昼飯、と思いレストランを見てまわる。
その一つに入って、野菜のスープとタラと玉子、ポテトの料理。
「ん〜、ここけっこう美味しい〜。次回、機会あったらまた来よう」
と、のんびり食べながら時計を見ると集合時間まであと30分。
時間を1時間間違えていた。
さすがに器をかかえてフォークでかっ込んで食べる、はやらないかったけど、
あわててモリモリ休む間もなく口に料理をほこび、アッという間に完食。
会計を済ませて地下鉄の駅へ早歩き。
2つ先の駅近くにある集合場所のホテルへ着くとほぼ時間通り。

3人でリスボン中心地まで行き、市内が見渡せるタワーへ登る。
このタワー、なんと100年以上前にできたもの。
ここに登ると市内が一望。
モダンな建築物は郊外に見える。
テージョ川まで行く。ストリートミュージシャンや若者たちでなんとなく華やか。
遠くに橋とキリスト像が小さく見える。
このキリスト像はリオデジャネイロにあるコルコバードのキリスト像のマネ。

二人といったん別れて夕方に食事とファドを聴きに行く約束をする。
宿までの帰り、セグウェイに乗る警官がいた。
少し仮眠。

夕方再び栗を焼く煙におおわれたホッシオ駅前で二人と合流。
Oさんの案内で海鮮料理のお店に行く。
蛸のサラダ、海鮮リゾット。メチャクチャ美味しい。
量も多く、お腹一杯になる。

ケーブルカーに乗りアルト地区へ行きファドのお店へ。
最初、行きたかったお店(O Faia)へ行くと満席とのことで入れなかった。
そこで別のお店(Luso)へ。
店内広い。歌手もマイクを弱めに使用している。
ポルトワインを二杯。
アルコール度もあり強いからチビチビ飲む。
何人か歌手が出て来て歌うのだがイマイチピンとこない。
終わりの方に出て来たのがマツコデラックスみたいな女性。
この人が実に素晴らしかった。
圧倒的であった。この人を聴けただけでも来た甲斐があったというもの。

時間もだいぶ遅くなった。
ホッシオ駅まで3人でブラブラ歩き、お二人はここでタクシーで宿へ。
日本での再会を近いお別れ。
明日はいよいよ日本へ帰る日と思い(実際はそう簡単には帰れなかった顛末の日記はこれ)
すぐ近くにある自分の宿に帰りシャワーを浴びて寝た。

写真はリスボン市内のタワーとそこからの風景、テージョ川の向こうに小さくあるキリスト像。
youtubeはMarco Rodriguesという人のLusoでのライブ。
こんな素晴らしい歌が最初から聴けたらよかったけどね〜。

はい映画。
「永遠の僕たち」
死を身近にした若者たちの物語。
あまり人物や背景に説明がない分、観る方が勝手にイメージを作る事ができて想像がふくらむ。
キチンと説明してほしい人には向かない映画かもなあ〜。
死をキレイに表現しようとしているところはナニやら少年漫画的展開も感じられる。
それでもこの映画の持つ雰囲気に共感できたなら楽しめるんじゃないかと。
私はけっこう楽しめました。
繊細な若者たちの感情を抑えめに表現した作品だと思います。
役者陣もフレッシュで好感持てました。